今回も本の紹介です。今回読んだのは東野圭吾氏の「怪笑小説」です。以下にその概要と感想を明記します。
まずは出版社の紹介文です。
年金暮らしの老女が芸能人の“おっかけ”にハマり、乏しい財産を使い果たしていく「おつかけバアさん」、“タヌキには超能力がある、UFOの正体は文福茶釜である”という説に命を賭ける男の「超たぬき理論」、周りの人間たちが人間以外の動物に見えてしまう中学生の悲劇「動物家族」…etc.ちょっとブラックで、怖くて、なんともおかしい人間たち!多彩な味つけの傑作短篇集。
この本は9本の短編小説が掲載されています。内容は上記紹介文のようにちょっと怪奇的だけど笑ってしまうような楽しい話しばかりです。
それぞれの短編小説のタイトルは以下の通り。
- 鬱積電車
- おっかけバアさん
- 一徹おやじ
- 逆転同窓会
- 超たぬき理論
- 無人島大相撲中継
- しかばね台分譲住宅
- あるジーサンに線香を
- 動物家族
どれも非常にも次回ので解説を書くとネタバレしそうなので、タイトルから想像してみてください(ちょっと難しいと思うけど)。
東野圭吾といえばミステリーやサスペンス的な話しがほとんどかと思っていたのですが、このような「クスッ」と笑えるような話しも書くのは予想外でした。
内容はいずれも面白いので、興味のある人はぜひ読んでみてください。おすすめの一冊です。
価格¥638
順位109,945位
著東野 圭吾
発行集英社
発売日1998/08/20