本「想像ラジオ」

また本を一つ読み終えました。その本はいとうせいこう氏の「想像ラジオ」です。下記にその紹介内容と感想を明記します。

出版社によるこの本の紹介内容は以下の通りです。

海沿いの町で、なぜか高い杉の木のてっぺんに引っかかっているというDJ(ディスク・ジョッキー)アークがパーソナリティをつとめる番組「想像ラジオ」。
彼は「想像」という電波を使って、「あなたの想像力の中」だけで聞こえるラジオ放送を続けている。
リスナーから次々に届くメールを読み上げ、饒舌におしゃべりを続けるアークだったが、彼にはどうしても聞きたい、ひとつの〈声〉があったーー。

この本は2011年3月11日に起きた東日本大震災を舞台にした本で、その震災で亡くなった人と生きている人とのつながりを描いた内容です。

私は人が死んだら魂がどうなるのかが非常に気になっています。もし、死ぬとその魂が無くなってしまうのであれば、今、見たり、聞いたり、感じたりした記憶も全て無くなってしまうことになります。けど、その記憶は今あり、ちょっと前の記憶もあります。それが消えてしまうと言うのはどうも理解できないのです。では、その魂はどこかに行くのでしょうか?死んだらすぐにどこかへ行っていますのでしょうか?

この本では魂はすぐには行きません。しばらくの間、この世にとどまっているそうです。(その間が四十九日なのかな?)

東日本大震災では多くの人が亡くなりました。その多くの人がしばらくの間、この世とあの世の間を漂っていたら?そして、生き残った人たちを感じていたら?

ラジオのDJがその狭間の様子、人、思い出を語っているのはなかなか面白い発想だと思いました。そして、事実じゃないかもしれませんが、亡くなった人たちの気持ちを代弁しているような気もします。読んでみて納得もできるし、不思議な感覚もあるし、面白かった本です。興味のある人は是非。

想像ラジオ いとうせいこう | 河出書房新社

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