2013-06-04 15.39.14

 ベストセラーとなった百田尚樹さんのデビュー作「永遠の0」を読んだので下記に紹介します。この本、本当に面白くて、感動的な1冊です。ぜひ、太平洋戦争を知らない日本人は読んでほしいです。もちろん、女性にも読んでほしい一冊です。

 正直に書きますが、私はこれほど長い小説を読むのは初めてでした。そして、文章(小説)を読んで涙を流したのもこれが初めてです。なんと感動的で悲しく、それでいてものすごく興味を引く小説は本当に初めてでした。

 以前にも書きましたが、私は本を読むのが非常に遅く、全部で600ページ近くもあるこの小説を4月下旬に読み始めるときは
「年内に読み終わるだろうか?」
と本当に思いました。ましてやこの本を選んだ理由は
「あの芸能人の東野幸治が涙を流すほどの本とはどういう内容なのだろうか?」
というだけで、中身は全然知らない状態でこの本を買ってしまったのです。私にとっては無駄になりかねない買い物でした。

 しかし、実際に読んでみたらグイグイと引き込まれる内容でした。とは言ったものの結局、読み終わるのに1カ月以上かかってしまいましたが、私にとっては驚異的なスピードです。本は病院などの待ち時間や就寝前、仕事の合間にも読んでしまいました(^^ゞ。先にも書いたとおり胸が熱くなり涙がこぼれそうになることも多々あり、病院などで待っているときに涙が出そうになったときは、こらえるのに必死でした。

 ストーリーは簡単に書くと、2人の姉弟が祖母の死をきっかけに祖父が血のつながっていないことを知る。その後、母親が実の父(祖父)はどのような人だったのかという疑問から、姉弟2人は零戦のパイロットで太平洋戦争中に特別攻撃隊(通称、特攻)で亡くなっただった実の祖父のことを当時を知る人々に聞いてまわるという内容です。

 この内容を読んだだけでは興味が引かれないかもしれませんが、自分を含めた戦争を知らない現代の人々がいかに当時の若者よりも甘い生活、考え、精神で生きているかがすごくわかります。どんな思いで戦争で戦い、死んで行き、もがき苦しんでいたのかがよく読み取れます。また、零戦やそのほかの兵器の様子も事細かに書かれていて、零戦がどれだけ高性能で世界一の戦闘機だったかもわかり、戦闘機好きの人も楽しめる内容でしょう。先日、大阪の橋下徹市長が慰安婦の発言で問題になっていましたが、この小説にはなぜ慰安婦が必要だったのかなども多少なりとも書かれています。太平洋戦争についてあまり知らなくても、これを読むことで多くのことを学べるのも確かです。

 一応、この本の分類は「小説」で、内容はフィクションなのかも知れませんが、全てがフィクションではないと思います。主人公や主人公の祖父などはフィクションかもしれませんが、戦争の様子などはどれも事実的な内容ではないかと思います。最後まで読むと主人公や祖父までも事実ではないか?このようなすばらしい内容は事実であってほしいと思ってしまいます。

 いずれにしても、この本(小説)は非常に面白かったのは確かです。この本を読み始めてからと言うもの、戦争に対する見方は確実に自分の中で変わり、この本を読む前に見た「俺は、君のためにこそ死ににいく」を本を読んでからもう1度見ましたが、自分の中での話しのとらえ方が確実に変わっていたような気がしました。この映画もおすすめです。

 この「永遠の0」は今年(2013年)12月に映画で公開もされるということなので、絶対に見に行きたいと思います。きっと本とは違ったところもあると思いますが、それはそれで楽しめるのではないかと期待しています。ぜひ、この本を読んでいない方は手にとって、約70年前の日本を少しでも知ってほしいです。

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