本「妖精配給会社」

また、一冊の本を読み終えたので下記に紹介します。今回、読み終えた本は星新一の「妖精配給会社」です。

出版社による紹介文は以下の通りです。

他の星から流れ着いた《妖精》は従順で遠慮深く、なぐさめ上手でほめ上手、ペットとしては最適だった。半官半民の配給会社もでき、たちまち普及した。しかし、会社がその使命を終え、社史編集の仕事を残すだけとなった時、過去の記録を調べていた老社員の頭を一つの疑惑がよぎった……諷刺と戦慄の表題作など、ショートショートの傑作35編を収録した、夢と笑いの楽しい宝石箱。

上記にあるとおり35本ものショートストーリーがこの一冊に書き込まれている本です。発行は昭和51年で最後の著者の一言には

本書『妖精配給会社』は昭和39年に早川書房より単行本として刊行されたもの

と書かれていることから、非常に古い内容の本です。じゃぁ、「古すぎて今の本と比べると読みにくい本なのか?」「文化が大幅にずれているのか?」と、いうとそういうわけでもなく、私が読む限りでは読みやすく、現代とはそんなに違いがない本でした。

内容的には35本とも全て関わりの無い話しなので、一言で説明することはできませんが、いずれも共通して想像をかき立てる話しで、夢のある話しや、ホラー的な話し、未来を予測したような話しなど、最近ではあまり目にすることのないファンタジックな話しがほとんどで、読んでいても「楽しい」と言えるような面白い本でした。

この本は以前読んだ何かの本に「ひとつの装置」という話しが紹介されていました。その時は、「何気なくボタンが存在すると人は押したくなるものである。」と書かれていました。正に私はボタンがると非常に押したくなる性分なのですが「その事が書かれている本とはどのようなものなのだろうか?」と、軽い気持ちで買ってみました。そしたら、買って正解でした。そのストーリーでは私だけではなく、他の人でもやっぱり押したくなるものということが確認でき、更には面白いストーリーまで読めてよかったです。

多くのストーリーが数ページの内容なので、本が苦手な人でも読みやすいかもしれません。興味がある人は是非!

妖精配給会社 (新潮文庫)

著者/訳者:星 新一

出版社:新潮社( 1976-11-30 )

定価:

Amazon価格:¥ 637

文庫 ( 306 ページ )

ISBN-10 : 4101098093

ISBN-13 : 9784101098098