今回、初めて芸能人の本を読んでみました。その芸能人はビートたけし(北野武)さんで本は「ヒンシュクの達人」です。下記のその感想を明記しておきます。
あまり私は芸能人が書いた本はあまり興味が無いのですが、「世界のキタノ」といわれるこの人はカメラの前と裏では全然違うようなイメージがあり、天才でもあるこの人の本なら読んでもいいかと思って読んでみました。
出版元の小学館の紹介では下記のように書かれています
政治家やタレント、ネットでつぶやく一般人に至るまで、世間は不用意な失言で顰蹙を買うヤツばかり。その点、この男はひと味違う。ヒヤヒヤものの毒舌をマシンガンのように繰り出しつつも、その言葉は常に人々を頷かせる説得力を持っている。悪口・暴言も言い方ひとつで武器になる――。天才・ビートたけしが、自らの死生観や芸人論を交えながら、「顰蹙の買い方」の極意を語る。
- 政治家は「顰蹙の買い方」を知らない
- 「売れなくなったらエロ」の橋下市長は「落ち目のアイドル」と同じ
- 新聞はニッポンの恥を世界にバラ撒いて喜んでる
- 「被災地に笑いを」なんて戯れ言だ
- あえていう、「人間愛」を疑え
- オイラの終活論
- 大島渚監督との『戦メリ』爆笑裏話
- 立川談志さんとの全裸写真秘話
- 「恥」と「粋」の芸人論
- 芸の成熟はブームの終わり
- 馬鹿なガキには「いじめ」じゃなく「犯罪」と言え
- 高校球児は「方言以外使用禁止」にしろ
- 30歳を過ぎた息子に親の責任はあるのか
- 「ネットで自己アピール」なんてウソに騙されるな
ハッキリ言って昨年話題になった人、ニュース、出来事などについてたけし流の口調で言いたいように書かれています。
けど、普通の人、少なくとも私の視点とは違う視点でそれらのことについて書いてあるので、私としては「なるほど、そういう見方もあるか」と感心するところもありました。もちろん、全てが正しいかどうかは読者が判断することだとは思いますが、他人の考えをそれも世界のたけしの考えを垣間見ることができるというのはなかなか面白いです。
本には下ネタも多く書かれていて、まるで私が子どもの頃に販売していた小さな本(10センチぐらいの本。名前がわからん)を読んでいるかのように感じました(笑)
実際には「本」「書籍」というよりも漫画のような本ですが、興味のある方は読んでみてはいかがでしょう。なかなか笑えますよ(^^)
価格¥770
順位353,665位
著ビートたけし
発行小学館
発売日2013/12/02