2013-10-16 09.30.03

 小説「幽霊人名救助隊」を読んだので、下記にその感想を明記しておきます。面白かったです。

 前回読んだ本から約1カ月半経ってやっと読み終わりました。約600ページの非常に長い話しでした。しかし、その長さを感じさせないほど面白かったです。

 タイトルに「幽霊」と付くとホラーやサスペンス小説をイメージするかもしれませんが、この小説は全然違います。ハッキリ言ってマンガのような小説でした。小説のストーリーは

浪人生の高岡裕一は、奇妙な断崖の上で3人の男女に出会った。老ヤクザ、気弱な中年男、アンニュイな若い女。そこへ神が現れ、天国行きの条件に、自殺志願者100人の命を救えと命令する。裕一たちは自殺した幽霊だったのだ。地上に戻った彼らが繰り広げる怒涛の救助作戦。傑作エンタテインメント、遂に文庫化!

 このストーリーを読んでよくわからないと思いますが、主役の裕一は既に死んでいます。その主役はあの世に行く途中で3人の男女に会い、会ったところで神様が現れ「この世に戻って自殺をしようとしている100人を助けろ」と言われます。そして、この世に戻ったときは、普通の人ではなく幽霊としてこの世に降り立つのです。そして、神様に言われたとおり100人の人を助けるというストーリー。

 そして、話しの中にはいろいろな理由によって自殺を考えている心理状態、そして、今ではれっきとした病気とされている鬱病(うつびょう)などの精神状態、精神的な病などを真剣に受け止めて、その対策、救助方法が書かれています。

 個人的には鬱病などの精神的な病には縁が無いので、どのような病気なのかはハッキリ言ってよく知りませんでした。けど、ここに書かれている内容を見ると精神的に参っている人に「がんばれ!」などという言葉は御法度だと言うことを初めて知りました。

 鬱病などの話しばかりだと思われると、ちょっと重いようなストーリーにとらわれそうですが、読んでみると全然違って、先にも書いたようにマンガのようになかなか笑えるストーリーでもあります。そして、最後は・・・涙です。

 第1刷が2007年と約6年ほど前の本ですが、十分今でも楽しめるストーリーです。面白いですよ。

幽霊人命救助隊 (文春文庫)

価格¥935

順位17,836位

高野 和明

発行文藝春秋

発売日2007/04/10

Amazonを開く

Supported by amazon Product Advertising API