小説「モンスター」

 今回、「永遠の0」で有名になった百田尚樹さんの「モンスター」を読んだのでその解説と感想を明記しておきます。

 正直このタイトルを見て「ある一人の人がモンスターのように何か驚異的なことを起こす」と、思ってみたのですが、ちょっと内容は違いました。出版社の解説は以下の様に書かれています。

田舎町で瀟洒なレストランを経営する絶世の美女・未帆。彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。周囲からバケモノ扱いされる悲惨な日々。思い悩んだ末にある事件を起こし、町を追われた未帆は、整形手術に目覚め、莫大な金額をかけ完璧な美人に変身を遂げる。そのとき亡霊のように甦ってきたのは、ひとりの男への、狂おしいまでの情念だった―。

 私的にこの本の解説を書くと

一人の醜い女性が整形という手段で誰もが絶賛する美人へと変わり、外見のモンスターから内面のモンスターへ変わる様子綴ったストーリー。美人へ変わったモンスターは心の思い出を現実にしようとする執念が。

と、いった感じでしょうか。

 とにかくこの本は現代では比較的普通になりつつある「整形」によって人の外見とそれによる心の変化をすごく丁寧に書かれています。もちろん私は整形の経験はないのですが、おそらく整形をしたら同じようにこう思い、共感するでしょう。しかし、その反面、ちょっと恐ろしさを感じる部分もあります。なかなか面白い話だったのですが、内容的にはすごく大人の話なので手にする場合は御注意を。

モンスター (幻冬舎文庫)

価格¥796

順位12,697位

百田 尚樹

発行幻冬舎

発売日2012/04/12

Amazonを開く

Supported by amazon Product Advertising API