最近、なかなか忙しくて本を読む時間が取れないのですが、やっと1冊の本を読み終わりました。
今回読んだ本は私が大好きな著者 池井戸潤さんが書いた「株価暴落」です。下記にその感想を明記しておきます。
この本「株価暴落」の出版社による紹介文は下記の通り。
巨大スーパー・一風堂を襲った連続爆破事件。企業テロを示唆する犯行声明に株価は暴落、一風堂の巨額支援要請をめぐって、白水銀行審査部の板東は企画部の二戸(にと)と対立する。一方、警視庁の野猿(やえん)刑事にかかったタレコミ電話で犯人と目された男の父は、一風堂の強引な出店で自殺に追いこまれていた。傑作金融エンタテイメント。
今回のこの本も2つのストーリーがあり、いずれも関連性があるストーリーとなっています。1つめのストーリーは上記の紹介文に出てくる巨大スーパー「一風堂」とそこを支援する白水銀行との話で、株価が暴落する一風堂の追加支援を行うかどうかを白水銀行の板東が行内と一風堂と対立する話です。
もう一つのストーリーはその一風堂の支店で爆破事件が発生。その犯人を追跡する警察の捜査模様のストーリーです。
この一風堂はかなり大きなスーパーで私の勝手なイメージとしては全国展開するイオン級、もしくはそれよりも少し小さなスーパーを元に書いているんじゃないかと勝手に予想しています。その巨大スーパーが潰れるかもしれない、その為に融資を要求してきたが融資するべきか、やめるべきかのやりとりはなかなか面白いものです。
あと、その融資を銀行がどのような企業に対して行うのか、融資の考え方など、一般では知ることのできない話が出てきます。経営者の方は読んでいても面白いのではないでしょうか。
いずれにしてもやっぱりこの本は面白かったです。興味のある人は是非読んでみてください。ちなみにこの株価暴落は10月19日よりWOWOWで織田裕二さんが主演で放送される予定です。
価格¥641
順位36,300位
著池井戸 潤
発行文藝春秋
発売日2007/03/10