東野圭吾著者の「秘密」という小説を読んだので下記にその感想を明記します。
今回読んだ「秘密」の紹介文は下記になります。
妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった。映画「秘密」の原作であり、98年度のベストミステリーとして話題をさらった長篇、ついに文庫化。
人の意思が入れ替わるうような話しはよくあります。パッと思いつくのは「転校生」という映画です。小林聡美が出演した映画はかなり古いですね。
実際に人の意思が入れ替わるようなことが起きるのかは、科学的には証明されていないだろうし、一般的には起きないといわれています。けど、人は「もし」という発想は尽きないものです。「もし、○○さんと入れ替わったら」何てものはあり得なくても考えたりしてしまうんじゃないでしょうか。
この本の「秘密」は娘の体に亡くなった母親の意思が入ってしまい、その娘(妻)と父親(夫)が過ごしていく話しです。この本を読んであり得ないことなんだけど、もし起きたらこのようなストーリーになるんじゃないかと本当に思えるような空想のストーリーです。見た目は娘なんだけど中身は妻。妻は大人なんだけど、子どもとして過ごす日々。いろいろな葛藤があります。そして最後は・・・。
今回初めて東野圭吾の小説を読みました。そんなに本を読んだことのない私が偉そうなことを書きますが、書き方が非常に上手ですね。スラスラと読めるし、内容がすごくわかりやすい。そして、登場人物の思い、行動を細かく表現していて非常に楽しく読めました。人気が出るわけですね。私もファンになっちゃうかもしれません(^^ゞ
おそらく今年中に読み終える本はこれが最後になるでしょう。また後ほど、今年読んだ本をまとめたいと思います。
価格¥836
順位6,880位
著圭吾, 東野
発行文藝春秋
発売日2001/05/10