本「スローなブギにしてくれ」

今回読み終えた本は片岡義男氏の「スローなブギにしてくれ」です。下記にその概要と感想を明記します。

まず出版社の紹介文です。

彼の第三京浜は今日も薄曇り。走っても止まっても、うんざりの毎日へ、類は友を呼んであいつが現れた。ヘッドライトを消すと夜明けが来て、いよいよ朝のどんづまり。わかってない奴らは、これを「青春」と呼ぶ。

このタイトルを聞いて知っている方、聞いたことがある方も多いと思います。1981年に浅野温子、古尾谷雅人が主演を演じた映画が上映され、結構話題になった作品です。小説は読んでいなくても、映画を見たという人は結構いることでしょう。私は小説はもちろん映画も見たことがなかったのですが、タイトルは知っていました。

そして、何よりもこの著者である片岡義男の作品が好きで「ボビーに首ったけ」を昔に読んでいました。最近は全然手にすることがなかったのですが、ふとしたきっかけで今回読んでみました。

片岡義男といえばバイクや車が必ずといっていいほど出てくるストーリーが多く、私と同じ世代のバイク乗りなら知らない人はいないんじゃないかと思うぐらい、格好よくストーリーに登場します。

それ以外に欠かせないのが「タバコ」です。この当時は今のような時代ではなかったので「タバコ=カッコいい」という感覚ですごくクールに格好よくタバコが出てきます。この本を読んでタバコを吸い始めた人もいるんじゃないでしょうか?読んでいてまた吸いたくなっちゃいます。

肝心のストーリーですが、第三京浜で猫を投げ捨てるムスタングをCB500に乗った青年ゴローが追いかける所から始まります。その猫はムスタングの助手席にのったさち乃の猫。ムスタングは途中でさち乃をたたき落とし、ゴローと出会うことで話が進んでいきます。これだけ聞くと無茶苦茶な話しなのですが、読み進めると何ともクールで何度も書いちゃいますが、カッコいいストーリーです。

この本には

  • スローなブギにしてくれ
  • モンスター・ライド
  • ハートブレイクなんて、へっちゃら
  • ひどい雨が降ってきた
  • 青春の荒野ってやつ

の全5話が書かれた短編小説です。いずれも車かバイクそしてタバコが出てくるカッコいいストーリーです。まだ片岡義男氏の小説を手にしたことが無い方は是非手にしてみてください。また何か片岡義男氏の本を買おうかな~。

スローなブギにしてくれ (角川文庫)

著者/訳者:片岡 義男

出版社:角川書店( 2001-07-01 )

定価:

文庫 ( 270 ページ )

ISBN-10 : 4041371910

ISBN-13 : 9784041371916