もし、誰からか1億円をもらったらあなたはどうしますか?
下記に赤川次郎の「一億円もらったら」という本の紹介と感想を明記します。本ネタが多くてすみません。
今まで赤川次郎の本は読んだことがありません。赤川次郎と言えば「三毛猫ホームズ」のシリーズが頭に浮かぶのですが、今回読んだ本はそのシリーズとは全然関係がありません。その本の紹介文では下記のように書かれています。
莫大な財産をもてあましている大富豪・宮島勉。彼と青年秘書・田ノ倉は、とんでもない遊びを思いついた。田ノ倉が選んだ見ず知らずの人間に一億円を進呈し、その後の人生がどう変わってゆくかを観察するのだ。というわけで、ある日突然、大金をもらってしまった男女五名。一億円に翻弄される人、見事に使う人、泣く人、笑う人……。名手・赤川次郎の紡ぐ五億円の物語をご堪能あれ。
この本は下記の章に分かれています。
- 一億円もらったら
- 故郷は遠くにありて
- 一、二の三、そして死
- 仰げば尊し
- ミスター・真智子の奮闘
このいつずれの章もほとんど繋がりはありません。唯一繋がっているのが上記の紹介文に書かれた宮島とその青年秘書である田ノ倉が出てきて、誰かに1億円をあげてしまうと言うことです。
先にも書いたとおり赤川次郎の本当の本ははじめてよんだのですが、面白かったです。私は時々宝くじを買って、その宝くじが当たったら何に使おうかと夢を見ることが多々あります。皆さんにもあることでしょう。
この話の中では闇雲に1億円をプレゼントするのではなく、田ノ倉が見つけてきた1億円を与えることで何かしら興味が持てるストーリーがありそうな人にだけプレゼントしています。
人それぞれの人生があるように、1億円をエル人それぞれの使い道があります。1億円がもらえるなんて非現実的かもしれませんが、だからこそ、小説で読むことができる楽しいストーリーではないでしょうか。
もし、興味がある方は是非よんでみてください。私はこの本は好きですよ。この続編シリーズも興味が出たので注文してしまいました(^^ゞ