本「私の行き方考え方」

松下幸之助氏が書いた本「私の行き方考え方」を読んだので、下記にその概要と感想を明記しておきます。

まず、この本の出版社の概要文です。

著書は語る、「事業経営成功の秘訣は、と問われても別にあったわけではない。一日一日を累積していつのまにか今日に至ったわけで、私の経営を語ろうとすれば、この一日一日を語っていくほかはない」と。本書は、事業一筋に生きる著者の、丁稚奉公時代から松下電器の創業、伸展時代を余すところなく綴る、半生の記である。

事業を行っていたり、経営に携わっている人なら少なくとも名前ぐらいは聞いたことはあると思う現、パナソニック(旧:松下電器)の創業者で「経営の神様」とまで言われている松下幸之助氏が自らの半生である40歳ぐらいまでのことを書いた自伝本です。

以前、「松下幸之助の生い立ちに学ぶ」を読んでこの松下氏の生い立ちをもっと知りたいと思い、この本を読むことにしました。

実際に読んでみたところ、この松下氏は勉強をするための学校へはあまり行かず、子どもの頃から商売に携わって、身にしみた商売魂から松下電器を作り上げたということがよくわかりました。そして、松下電器への思いやどのようにしてあの巨大企業ができてきたのかが書かれているので上を目指す人には参考になるのではないでしょうか。

ただ、本を書かれたのがかなり前のようで(この本自体は出版が1986年と比較的新しい)、昔の言葉で書かれているので最近の言葉に慣れている私たちにはかなり読みづらい本ではないかと思います。また、本文には「1円」「1万円」などとお金の話がよく出てくるのですが、その相場がわからないためその金額が高いのか、安いのかがさっぱりわからないのが読むのに難しいところです。

ただ、内容はやっぱり素晴らしく特に私が勉強になったのは

人の長所を見る力が7、短所を見る力が3だと理想的

というところです。松下氏は人の長所を見る力が9割と自分で言っており、短所を見抜く力が1割しか無いため失敗も多かったとあります。逆に9割も人の良いところを見ることができるというのは素晴らしいことかと思うので、自分もその力、考え方ができるように努力したいとは思いました。

本の最初に「40歳までの話し」と書かれていたときは、松下氏の最後までを読みたいと思いましたが、半生でも十分勉強になる本だと思いました。

松下氏は松下電器への思いが強く、理想的な会社になるようにその会社を作っていったのですが、松下電器から現パナソニックに変わった今の会社及びその社員達は松下氏の思いや考え方などは引き継がれているのでしょうか?外からではわかりませんが、もし、その思いなどが引き継がれているなら、素晴らしい会社になっていることでしょう。大手企業の不祥事が続く世の中ですが、そんなことがない会社であることを期待したいです。

話が少しそれましたが、この本にはもっと色々と素晴らしいことが書かれているので、松下幸之助に興味がある人は読んでみたらいかがでしょう。おすすめの本の一冊です。

私の行き方考え方 (PHP文庫 マ 5-5)

著者/訳者:松下 幸之助

出版社:PHP研究所( 1986-09-01 )

定価:

Amazon価格:¥ 607

文庫 ( 325 ページ )

ISBN-10 : 4569563198

ISBN-13 : 9784569563190