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 先日、「読むだけですっきりわかる日本史」をお伝えしたばかりですが、その後、「あっ」という間に「夏の庭 The Friends」という小説を読み終わってしまったので、下記に紹介します。

 実はこの「夏の庭 The Friends」という本は我が子が学校からもらってきた担任の先生が家庭と子ども向けに作ったプリント(おしらせ)で紹介されていた本でした。そこに書かれていた内容は忘れてしまいましたが、面白そうな本で我が子にも読ませたいと思って購入。そして、我が子よりも先に読んでしまいました(^^)v

 さて、この「夏の庭 The Friends」は湯本香樹実さんが1994年に出版した児童文学とされている本で紹介文には

町外れに暮らすひとりの老人をぼくらは「観察」し始めた。生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために。夏休みを迎え、ぼくらの好奇心は日ごと高まるけれど、不思議と老人は元気になっていくようだ――。いつしか少年たちの「観察」は、老人との深い交流へと姿を変え始めていたのだが……。喪われゆくものと、決して失われぬものとに触れた少年たちを描く清新な物語。

と、書かれていて「老人」や「死」などのキーワードと「児童文学」といわれると「?」と思ってしまうような感じですが、内容は非常にいいです!

 一応、児童文学とされていますが、大人が読んでも非常にひかれる内容で自分の少年時代はこんな生活を送れただろうか?どんな生活だっただろうか?などを思い出してしまいました。

 この物語には取っつきにくい老人が出てきます。子ども達は老人に接するつもりはなかったのですが、そのうちにその見ず知らずの老人と家族のようなつきあいになっていき、その様子が目に浮かぶように読み取れます。そして、最後のは哀しいラストとすがすがしい気分になれるラストがあり、読んだ後も素直に「いい話だった」と感じました。

 200ページちょっとの短い小説ですが、私は大人も子供も楽しめるすばらしい小説だと思います。ぜひ、手にとって読んでみてください。