当ブログにあまりそぐわないかもしれませんが、先日亡くなられた金子哲雄さんが書かれた自分の通夜に来られた方への手紙があまりにもすばらしいので下記に掲載します。

 世の中に「絶対」と付くことはあまりありませんが、人の死は絶対です。ただし、早いか遅いかは人それぞれです。では、その死を受け入れることはできるでしょうか?死後の世界がどのようなものなのかは誰も知りませんが、確実に行かなければ行けない未知の世界です。

 先日、流通ジャーナリストの金子哲雄さんが肺カルチノイドという肺ガンのような病気で亡くなりました。41才でした。平均寿命が80才という日本で41才の死はあまりにも早すぎます。ここでご冥福をお祈りします。

 その金子さんは自分の死を受け入れて、生前に自らの葬儀や墓の準備を進めていたそうです。すごいですね。なかなか自分の死を受け入れて、事前に準備をすることができる人ってどのくらいいるのでしょうかね?私はせいぜい、自分が入るお墓を掃除するぐらいです。

 そして、金子さんは事前に通夜に来られた800人ほどの人のために手紙を用意していたそうです。ただ、その内容があまりにもすばらしかったので下記に紹介します。

 このたびは、お忙しい中、私、金子哲雄の葬儀にご列席たまわり、ありがとうございました。今回、41歳で人生における早期リタイア制度を利用させていただいたことに対し、感謝申し上げると同時に、現在、お仕事などにて、お世話になっている関係者のみなさまに、ご迷惑おかけしましたこと、心よりおわび申し上げます。申し訳ございません。

 もちろん、早期リタイアしたからといって、ゆっくりと休むつもりは毛頭ございません!第二の現場では、全国どこでも、すぐに行くことができる「魔法のドア」があるとうかがっております。そこで、札幌、東京、名古屋、大阪、松山、福岡など、お世話になったみなさまがいらっしゃる地域におじゃまし、心あたたまるハッピーな話題、おトクなネタを探して、歩き回り、情報発信を継続したい所存です。

 今回、ご縁がありまして東京タワーの足元、心光院さまが次の拠点となりました。「何か、面白いネタがないかな?」と思われましたら、チャンネルや周波数を東京タワー方面に合わせ、金子の姿を思い出していただけましたら幸いです。

 このたび、葬儀を執り行うにあたりまして葬儀社のセレモニーみやざき 宮崎美津子さまには生前より真摯(しんし)に相談にのって頂きました。また、自分の歩んできた道とゆかりのある港区東麻布を終(つい)の住処とすることをお許しいただきました、浄土宗 心光院 御住職 戸松 義晴先生には公私にわたり、死生観などのアドバイスをちょうだいしました。この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。

 最後になりますが、本日、ご列席下さいました、みなさまのご健康とご多幸を心よりお祈りしております。41年間、お世話になり、ありがとうございました。

 急ぎ、書面にて御礼まで。

 平成24年10月1日

流通ジャーナリスト 金子哲雄

nikkansports.comより引用)

 ちなみに金子さんが亡くなられたのは10月2日ということなので、前日にこの手紙を書かれたことになります。

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