将棋

 突然ですが、「感想戦」って御存知ですか?私はこの言葉を聞いただけでは何のことやらサッパリわかりませんでした(^^ゞ。NHKなどで将棋や囲碁の対戦番組が時々行われています。その対戦後にそれぞれの対戦者がそれまでの流れをお互いに話し合い
 「この局面ではこうされましたが、私ならこうします」
などと自分の攻め方などの感想を話すことを「感想戦」と言うらしいです。詳しくはWikipediaをご覧ください。

 この感想戦というのはある意味、自分のプログラム技術を向上させる方法でもあると感じました。下記のその理由を明記します。

 将棋や囲碁の対局では自分一人だけで、今までの知識や経験で勝負を進め、勝利を目指していくものです。途中で誰かに聞いたりすることは御法度です。けど、その対戦が終了した後の感想戦では、今まで必死に戦った後の相手からいろいろ聞くことができるわけです。仮に自分が負けてしまったら「どうして負けたのだろうか?」と思うこともあると思います。そんな時にその勝者からアドバイスを得られれば、次回の対戦では大きな糧となることは間違いありません。

 対戦中、自分はこれが正しいと思っていたことでも結果的には「負け」という結果になることもあります。つまり自分の欠点がその時には見えていなかったとも言えることでしょう。その欠点を別の視点から見ている勝者が指摘してくれれば、これほど勉強になることはありません。棋士の森内俊之氏は

高い専門性があることはもちろんなんですけれども、それと同時に新しいことへの挑戦を続ける、今の自分に満足しないで、自分を高め続けていけるというか、そういうことですね

と言っています。これは将棋の世界だけではありません。どんな職業でも同じことが言えるでしょう。もちろん、ITやプログラマでも同じです。

 当サイトを見る人の多くはIT関連の人が多いと思いますが、もし、仕事以外で何かしらのソフト(プログラム)を作ったら、自分だけではなく他の人にも使ってもらいたい、と思うことがあると思います。そんな時はフリーソフトとしてWeb上で公開することができます。

 スクリプト系のプログラムであれば否応なしにそのソースを覗かれることになるのですが、コンパイル系のソフトなどはコンパイル前のソースやロックしていないソースなどは自ら好意的に公開しない限り、見られることはほとんどありません。けど、先ほどの感想戦のようにそのソースを公開することによって自分以上のプログラマやエンジニアが「ここはこうすべきでは」などの意見をもらうことによって自分(プログラム)の欠点を知り、更に自分を磨く糧になるかと思います。

 コンパイル系のソフトが得意な人がフリーソフトを公開し、ソースまで公開することはいろいろな面で抵抗があったりすると思いますが、自分を磨くためであればソースは公開する方がいいと「感想戦」を知って自分は思いました。私がソースまで公開しているソフトは「G Analytics」だけですが、今後公開するソフトがあったら是非ともソースの公開に挑戦したいと思います。

名人を夢みて 森内俊之小伝

価格¥340

順位790,623位

椎名 龍一

発行NHK出版

発売日2008/10/11

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