Microsoft社は11月18日に行ったイベント「Microsoft Connect(); 2015」で無料のコードエディタ「Visual Studio Code」をオープンソースとして公開、発表しました。
このVisual Studio Codeについて紹介すると共に、早々インストールしてみましたので下記に紹介します。
機能紹介
このVisual Studio Code(以下、VS Codeとします)はプログラムを書くためのエディタでJavaScriptやC#、C++、PHP、Java、HTML、R、CSS、SQL、Markdown、TypeScript、LESS、SASS、JSON、XML、Pythonなど30言語以上のプログラミングに対応しています。
さらに驚きなのが、Microsoftなのにオープンソースで公開されていて、Microsoft社のWindowsはもちろん、LinuxやMacのOS Xにも対応しています。昔のマイクロソフトではオープンソースなんて考えられなかったのですが、これが時代なのかもしれませんね。
このVS CodeはGitHubで公開されており、下記サイトで確認することができます。
実際にWindows環境にVS Codeをインストールしたい場合は公式サイトからダウンロードを行うことができます。実際に私もインストールしてみましたので、その様子を下記に紹介し、実際に起動した時のスクリーンショットも貼っておきます。
インストール
ダウンロードすると下記のようなアイコンが表れますので、ダブルクリックでセットアップを行います。

Visual Studio Codeセットアップアイコン

インストール開始時のウィンド

インストール先を設定

スタートメニューフォルダを設定

デスクトップへアイコン設定やコマンドプロンプトにパスを通すかなどを設定

セットアップ内容を確認

インストール中

インストール完了
VS Codeの起動
インストール後、VS Codeを起動すると下記のような画面となります。

VS Codeを起動した時の画面
見ての通り、全てが英語なので、日本語に切換えられないかメニューをいろいろと見てみました。すると「File」-「Preferences」-「User Settings」で2ウィンドになり、左側がデフォルトの設定、右側が変更したい設定を入力するという、ちょっと変わった設定環境になっています。例えばフォントサイズを変更したい場合は右ウィンドのカギ括弧内に
{
"editor.fontSize": 10
}
と、明記し保存(Ctrl+Sを行うと文字サイズが小さくなります。
開発者用のエディタらしい設定で、なかなか面白いです。しかし、この中に言語の設定は見られませんでした。
このエディタは先にも書いた通りPHPも対応しているということで適当なコードを書いてみましたが、ちゃんとPHPの単語を認識しているようです。

VS CodeでPHPを書いてみた
まだベータ版ということで、これからまだ良くなっていくと思いますが、使い物になるエディタになることを期待しています。私はしばらくは愛用のエディタを使いますが(^^ゞ
Microsoft Virtual Academy のご紹介
価格¥2,750
順位182,293位
著ラム,リンダ, ロビンス,アーノルド
原著Lamb,Linda, Robbins,Arnold
翻訳俊博, 福崎
発行オライリー・ジャパン
発売日2002/05/01