アメリカで複数存在するプログラミング言語を1つのプログラミング言語「Wyvern(ワイバーン)」のプロジェクトが進んでいるということなので、下記に紹介します。
スクリプト言語「PHP」をやっている方なら下記のプログラムを読むことは出来るでしょう。
<!DOCTYPE HTML>
<html lang="ja-JP">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>Hallo World!!</title>
</head>
<body>
<p style="color:green;">
<script type="text/javascript">
document.write("<?php echo 'Hallo World!!'; ?>");
</script>
</p>
</body>
</html>
このプログラムを実行すると「Hallo World!!」がブラウザ上で表示されます。
では、このプログラムはいくつの言語でできているでしょうか?正解は
- HTML(5)
- JavaScript
- CSS
- PHP
の4つの言語でできています。もちろんもっと少ない言語数で「Hallo World!!」を表示することはできるのですが、無理矢理書くとこのようなこともできます。
無理矢理多くの言語を使ったにしても「Hallo World!!」という緑も文字列を表示するだけで4つもの言語を使っています。プログラムによってはこのようなちょっとした文字列を表示させるだけで4つも5つもの言語を使って表示させることもあります。
前置きが長くなってしまいましたが、これら言語が1つに収まればプログラマとしてはいくつもの言語を覚えなくてすみますので嬉しいことかと思います。
アメリカ国家安全保障局(NSA)はこの数多くのプログラミング言語を1つにまとめてしまおうというプロジェクトが動いているとのことです。その言語は「Wyvern」。
これはプログラマの負担軽減を目的にしただけではなく、セキュリティの観点からも1つの言語にするべきということです。確かに複数の言語を組合せて作られたシステムは、複雑化してしまい、メンテナンス性も下げてしまいます。
これが本当に現実化すれば嬉しいことですが、ただ単にまとめたプログラミング言語を作っただけではダメで、それを構成、動かすシステム(ハードウェアやブラウザのソフトウェア)も追従する必要があるため、ちょっとやそっとでは現実化するのは難しいかと思います。けど、悪いことじゃないと思いますので、気長に期待して待つようにします(^^)
The Wyvern Programming Language
未来では全てのプログラミング言語が1つになる? : ギズモード・ジャパン
価格¥1,960
順位100,785位
著河村 進
発行翔泳社
発売日2013/04/22