先日、Firefoxの新バージョンFirefox 3.5がリリースされました。Firefoxユーザはインストールしましたか?私は先日インストールしてみたのですが、残念ながらそれ程高速化されたイメージはありませんでした。逆に時々、強制終了するところがちょっと困った箇所。アドオンとの相性のような気がしますが、まあ、しばらく様子を見ていきたいと思います。
さて、そんなFirefoxがバージョンアップされて、Apple社のSafariがバージョン4をリリース。そして、GoogleのブラウザChromeもベータ版ですがリリースされました。そして、横綱のInternet Explorerはバージョン8をリリースしてブラウザ戦争はいっそう過激化してきました。
そこで、ブラウザのシェア状況についてちょっと調べてみましたので下記に明記しておきます。
今回、ブラウザのシェア率を調べたのはStatCounter Global Statsを使用してみました。その結果、ここ1年のブラウザのシェアを見てみると下記のようなグラフとなっています。

過去1年間の世界ブラウザシェア
少々小さくて見にくいかもしれませんが、一番上の青線がInternet Explorer。その下のオレンジ色がFirefoxになります。これを見てみると、やっぱりInternet Explorerは断トツの1位なのですが、今年の1月ぐらいから少しづつですがグラフが下がってきています。それに対してFirefoxは徐々に右上がり。このまま行けば逆転か?とはいかないでしょうが、Firefoxががんばっているのがわかるかと思います。
次にバージョン別のグラフを見てみると下記のようなグラフとなっています。

過去1年間の世界のブラウザバージョン別のシェア
一番上の青線はInternet Explorer 7で、黒線がInternet Explorer 6。オレンジ線がFirefox 3.0になります。そして、その下にある水色の線がInternet Explorer 8。その下にある黒の点線はその他になります。見ての通り、Internet Explorer 7のシェアは確実に下がっていて、Internet Explorer 8は確実に上昇しています。しかし、注目してほしいのはInternet Explorer 6のシェアです。これも下がっているのですが、Internet Explorer 7と比べるとかなり穏やかな下り線。私の予想するところInternet Explorer 6のユーザはブラウザがどのバージョンであろうと気にしていない、つまり一般ユーザーではないかと思います。一般ユーザーの場合、どんなブラウザであろうとWeb等が見られれば何でもいいのでわざわざバージョンアップする必要はありません。逆にInternet Explorer 7のユーザはInternet Explorer 6からバージョンアップしてInternet Explorer 8が出たからアップデートしている最中じゃないかと思います。
Firefoxは徐々にシェア率を上げていますが、最後の方で下がっているのがちょっと気になります。もしかしたらこのタイミングでFirefox 3.5に切替えているため下がっているのかもしれませんね。
ちなみに当サイトのブラウザシェアも下記のようにまとめてみました。
ブラウザ | セッション数 | |
---|---|---|
Internet Explorer 6.0 | 6,426 | 2,974 |
Internet Explorer 7.0 | 2,376 | |
Internet Explorer 8.0 | 1,065 | |
Internet Explorer 5.5 | 11 | |
DoCoMo | 3,959 | |
Firefox 3.0 | 2,103 | |
Firefox 3.5 | 298 | |
Chrome | 487 | |
Safari | 345 | |
UP.Browser | 258 | |
Opera | 145 |
見てもらうとわかるとおり、Internet Explorer以外で予想外にシェアが多いのがDoCoMoです。以前のブログではモバイルのシェアはわからなかったのですが、本ブログのWordPressではモバイル環境も調べることができます。モバイルによる閲覧は多いとはきいていましたが、まさかFirefox以上にシェアが多いとは正直予想外でした。モバイルによるWeb閲覧は日本独特の文化なのですが、海外の人が見たらきっと驚くでしょうね。私もビックリです。モバイル分野に力を入れているWeb業界が目を離せない理由がはっきりしましたね。けど、モバイルのWebって大変なんだよな~。
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