Webの開発を行う時に重宝するのが仮想環境のVMware Player。今まで使用していたバージョンがVer. 3.0だったのですが、何気なくVMware Playerのサイトを見てみたらバージョンが3.1にアップデートしていました。
そこで、VMware Playerをダウンロードしてアップデートしたら、今まで使用してきたCentOSの入ったゲストOSにログインできないのです!
(゜○゜)!<なに!
いや、正確にはログインは「がんばれば」できます。「?」と思いますよね。
どういうことかというとVMware Playerを起動し、CentOSが入ったゲストOSを起動するとログイン画面が表示されます(GUIではなくCUIの画面です)。そこで、ログイン名を入力して、パスワードを入力していると「パッ!」と消えて再度ログイン名を入力する画面になるんです。「あれ?」と思って再度ログイン名を入力してパスワードを入れると、同じく「パッ!」と消えてログイン画面が・・・。「何じゃこりゃ?」と思い、超高速でパスワードを入力するとログインすることができるんです。時間にすると1秒以内ぐらいかな?メチャクチャ大変です。
いろいろ調べた結果、原因はVMware Playerの問題でした。もし、同じような境遇にあった人、興味がある人は下記を参照ください。
今回、この様にログイン用のパスワードを入力する時間が短いのはVMware PlayerのCPUの設定に問題がありました。バージョンアップがことの発端だと思うのですが、どういう理由かよくわかりませんが、VMware PlayerのCPUがメチャクチャ高速に設定されているため、ゲストOSの時計が高速に進み、ログイン時のパスワード待機時間が超短くなってしまったのです。
さて、この様な時はどうすればいいのかといろいろ調べてみました。その結果
C:Documents and SettingsAll UsersApplication DataVMwareVMware Playerconfig.ini
ファイル内の「host.cpukHz」が悪さをしていました。
実は以前のブログにこのhost.cpukHzを変更することによってCPUのクロック数を変更できることを書きました。その時は今とは逆にメチャクチャ遅くてファイルがなければ作って、書き込めばいいと書いたのですが、今回は逆にメチャクチャ早くなっている状態です。
そこで、上記ファイルを見てみると下記のような設定に
#host.cpukHz = “3800062”
host.cpukHz = “10000000”
host.noTSC = “TRUE”
ptsc.noTSC = “TRUE”
installerDefaults.autoSoftwareUpdateEnabled = “yes”
installerDefaults.componentDownloadEnabled = “yes”
installerDefaults.dataCollectionEnabled = “no”
おそらくそのメチャクチャ遅くなった時に触って、「10000000」に設定したんだと思うのですが、原因はこいつ!。コメントアウトしている「3800062」を有効にし、逆に「10000000」をコメントアウトしてみました。
host.cpukHz = “3800062”
#host.cpukHz = “10000000”
host.noTSC = “TRUE”
ptsc.noTSC = “TRUE”
installerDefaults.autoSoftwareUpdateEnabled = “yes”
installerDefaults.componentDownloadEnabled = “yes”
installerDefaults.dataCollectionEnabled = “no”
「よし!これで直るぞ!」と思ってVMware Playerを再起動してみると、全然変わりませんでしたorz。その為、その後も数時間斡旋苦闘。
けど、直りました!詳しい事はよくわかりませんが、ホストOSも再起動しないと繁栄しないようです(^_^;)。上記設定を行い、PCを再起動したところごく普通の動きに戻ることができました。まあ、これだけで半日作業。参っちゃいました。もし、同じような経験をした方は参考になればと思います。おしまい!
追記
本記事はこちらの記事に続きます。
VMware Playerが遅くてたまらない時の対策方法 | Hibi日記
価格¥3,080
順位831,502位
著範幸, 小島, 訓行, 北浦
発行オーム社
発売日2008/11/01
- 投稿タグ
- CPU, VMware Player