パソコンを使用している方なら御存知だと思いますが、コンピュータを使用しているとCPUやメモリ、ハードディスクなどから多くの「熱」を放出します。私の仕事部屋ではたった1台のコンピュータを長時間動かしていると冬場は暖房が必要ないくらいの室温になってしまいます。(部屋が狭いということもありますが)

検索サイト最大手のGoogleでは検索やGMailなどのサービスで使用しているコンピュータの数は世界中に数万台(正確な数字はわかりませんが、とにかく膨大な数のコンピュータ数という意味)以上のコンピュータを稼働、管理しています。それだけの数のコンピュータを動かしていると、たった1台のコンピュータだけで結構な熱を放出しているのだから、Googleのコンピュータから放出する熱量は半端じゃないはず。

コンピュータのCPUなどはその熱があまりにも高くなりすぎると動かなくなってしまうのですが、Goolgeはそれら熱を冷やすためにかなりの数のエアコンを使用しているはず。と、誰もが思っていると思うのですが、Googleはエアコンを使用しないでコンピュータ群を動かす方法を考えているようです。その詳細は以下に。

ハードディスクは熱や使用頻度で故障率は変らない

Googleでは以前にハードディスクというのは熱や使用頻度によって故障率が変らないとう分析結果を発表したことは知っている人なら知っているでしょう。(こちらの記事)

しかし、これはハードディスクに対しての発表であって、コンピュータの頭脳ともいうべきCPUやメモリなどは別物です。CPUなどは熱が上がりすぎると確実に熱暴走が発生し、最終的にはCPUが停止してしまいます。熱暴走についてはこちらで詳しく書かれています。

熱が上がったら電気を切る!

Googleはその熱対策としてどういうことをしているかというと、通常のコンピュータはエアコン付きのサーバ室を使用しているのですが、実験的にエアコンなしのサーバ室をベルギーに作って運用しているとのこと。ちなみにベルギーの平均気温は19度から22度ということで日本よりも多少涼しいぐらいでしょうか?けど、いくら日本より涼しいからといってもエアコン無しではまずいのでは?と思うのが普通。

そこで、Googleは温度が上昇したらどういう対処をするのかというと、非常に簡単です。

電源を切る!

「はっ?」と思わず言ってしまいそうな回答です。電源を切ってしまえば確かに熱は出なくなりますが、その代わり、コンピュータとしての機能はもちろん働きません。当たり前ですよね。コンピュータは動くことによって熱を出すのだから。

コンピュータを止めても平気な理由

けど、理屈から言えば

コンピュータが動くから熱を出すのであって、止めてしまえば熱は出ない。

のは当たり前ですが、止められないからエアコン等で冷やしているのです。しかし、頭のいいエンジニアは違います。

実はGoogleの場合は1箇所でGoogleのシステムを動かしているわけではありません。例えば一つの検索でGoogleは数千台のコンピュータが動作するといわれています。そして、Googleでは世界中の複数の場所で同じような検索ができるコンピュータ群が存在するのです。その為、例え、1箇所が停止しても他のコンピュータ群が対応できるので、ベルギーのコンピュータが停止しても全然大丈夫という訳です。

夜間電力で夜だけ稼働

更にGoogleではそれらコンピュータを動かすのにそれなりの電気が必要なわけですが、その電気代はこれまた膨大な金額。この電気代に対しても対応しはじめているようで、一般的なソーラーシステムの導入はもちろん行っています。それ以外に夜間電力も使用しているとのこと。

夜間電力は蓄電することができない電気をもっとも使用することが少ない夜に使用することによって電気代を安く提供してくれる電力会社のサービス。そのサービスを利用してコンピュータ群を夜だけ動かして、昼間の時間帯は別のコンピュータを動かして対応してしまうということ。これまた頭がいい~!

地球をデータセンター化

まだ、これら方法が全てのコンピュータで対応しているわけではないようですが、もし、これら方法が全コンピュータに使用したら、地球全体をコンピュータのサーバー室(データセンター)にしてしまうというようなことになります。私たち一般庶民からすれば桁違いの考え方ですね。そんな考え方ができる人達だから世界のGoogleが運用することができ、Google Earthなどのサービスが提供できるんですね。

こらら情報は下記サイトに詳しく書かれていますので興味のある方はどうぞ。

グーグルの最新のデータセンターは非常識なほど進化している - Blog on Publickey

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