先日、行方不明になったマレーシア航空370便はなかなか見つかりませんね。早く見つかるといいのですが。
そんなニュースを見て、なぜあのような大きな飛行機が見つからないのかをシミュレーションしたサイトがありましたので、下記にそのサイトと解説を簡単に明記してみました。
よくニュースで下記のような画像を目にすると思います。

行方不明のマレーシア機の経路を開設した画像(朝日新聞より引用)
この画像を見て、飛行機がこんなに大きいはずは無いことはみなさんわかると思いますが、この地図に対して実際に飛行機がどれくらいの大きさなのかはわかりません。
そこで、ワシントンポストのサイトにわかりやすくシミュレーションしたページが紹介されていました。
このページ内にあるブルーのグリッドは12万平方海里(?)という大きさなのですが、このグリッド内でクリックしていくと飛行機が徐々に見つけられるというサイトです。クリックを何度も行うことでやっと飛行機が出てきて、なかなか見つけられない様子がわかると思います。
さて、この12万平方海里という寸法が実際にどのくらいの大きさなのかというと下記のような計算結果になります。
12万平方海里=411588480000平方メートル
411588480000平方メートル=641551メートル × 641551メートル
641551メートル=642キロメートル
つまり1辺が642キロメートルの正方形の大きさとなります。では、642キロメートルとはどのくらいの大きさとなるかというと、大体、東京から広島ぐらいまでの距離となり、その正方形となると下記のような画像になります。

東京から広島までの距離を一辺とした正方形
大きいですよね。この面積内で全長70メートルほどの機体を見つけるというのはかなり難しいということはわかると思います。捜索範囲はさらに広くしているようなので、さらに捜索は困難なことでしょう。それでもぜひ見つけてほしいものです。
The scale of the search for Flight MH370 – The Washington Post